はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130614 パリ二日目

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いや、あのね、のっけからなんですが、今朝、お腹の調子がよろしくないです。で、朝飯抜きで一気に駆けつけました。もちろんルーブル美術館です。昨日オルセーはやっつけましたからね。
9時前に到着。予定通り。ここもまた切符売り場に行く前にセキュリティ・チェックがあります。とはいっても、カバンを機械に通すだけ。「やっている」ってことに意義があるってやつ。
オーディオ・ガイドを借りるところのお兄ちゃんが日本語しゃべります。「私、日本語わかります。あそこに行ってオーディオ・ガイドのティケッツ買ってきてください。」なんだ、6日間パス持っていてもやっぱりそっちの切符を買うのに並ぶんかい。
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多くの人はそのままモナリサの微笑みとか、なんとかのニケとかミロのビーナスに走るのに、私たちは何とフランダース絵画があるリシュリューの2ndフロアーに上がります。どうもここ2-3年ブリューゲルを含むあのあたりの画家の絵が大好きで、チャンスがあると見に行っています。ここにはブリューゲルはほとんどない上に一枚借り出されちゃっています。ここにはフェルメールが二作あります。レースを編んでいるひとと天文学者です。なんだか初めて見たとは思えませぬ。
この辺りではほとんどお客さんが上がってきません。実にゆっくり独り占めで見ることができます。たまに日本人の「母と娘」という黄金組み合わせ組が上がってこられるくらいです。

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その辺から別々行動に移ります。両方が両方の足手まといになる可能性が高くなるからです。そうなると両方がイライラします。
11時になって合流します。何しろ朝飯を食っていないので、ブランチを取ります。リシュリューの上にあるカフェは空いていないので、一旦リシュリューから出て、下のオーディオ・ガイド受け渡し場所の横にあるカフェに行きました。あとで気がついたのですが、奥のカウンターの方がまだちゃんとしたものを食べることができますが、この時点では気がついていないので、サンドイッチ+サラダ+飲み物という食事です。まだ午前中は二時間しか動いていないので一時間休んだら力が戻ってきます。

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今度はドゥノンへ行ってイタリアとスペインの絵画コレクションを見て歩きます。結局、3時間後に再合流し、今度こそ大休止。とはいっても半時間ほどでしょうか。ここから彫刻系、モナリサを初めとした超有名どころ絵画です。いや、すごい人の数です。それにもましてすごいのはまるで、アイドルの撮影会のようなカメラカメラカメラ!これでどうしてカメラメーカーが大ボーナスの噂にならないのでしょう?いや、私が知らないだけ?

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いやぁ、面白かったけれど、実に疲れました。一日でやっつけるなんて無理です。見ていないものがたくさんあります。そして、再認識したのですが、ここもやっぱり美術館ではなくて(いや、確かに素晴らしい作品が目白押しではありますが)、観光施設であり、動かないディズニー・ランドだってことですね。それでこれだけの客を集めて金を落とさせるのですから、これは実に素晴らしい事業です。
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ちなみにこちらの美術館は「フラッシュをたかなければ」写真撮影は許されていますが、もうそんなことなぞ知っちゃいない!人の連続。あっちでもこっちでもパシャ、パシャやっております。全然気にもしていませんし、係員も何もいいません。彼らはいるだけで給料もらえる有利な立場です。オーディオの担当の彼がかわいそう。そうそう、返しに行ったら、日本語で「さようならぁ〜!」といってくれました。


帰りは「Palais Royal Musee du Lourve」から7号線に乗り、二つ目の「Chatelet」で4号線に乗り換えてVavin下車のつもりでした。しかし、食材を買おうということでMontparnasse Bienvenue」で降りてしまいました。ここは出口がたくさんあるので、ひょいと出たところがどこなのか、見当がつきませぬ。パン屋を発見したあとで、大間違い。反対に行けばすぐにホテルだったのに、正反対に歩き出してしまいました。ところがその先に待っていたものはチャイニーズのtake awayの店です!

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店の前の匂いをかいでしまって、足がピッタっと止まってしまって動きませぬ。動きませぬ。とうとう、ブロッコリーの炒めものと酢豚を買い込みます。すると、いつも「そんなに早く歩かないで」という連れ合いが、ガンガンと歩きます。早い!なんだ、いつものは三味線か!(もう、死語だな)。迷いながら帰り着くや否やすぐさま飯です。酢豚でパンです。一ヶ月ぶりのアジアの味です。



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