はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

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130613 パリ 一日目

朝目が覚めると今にも降りそう。天気予報をみると降水確率90%だと。何だ、そうか、と言っているうちに降り始めるけれど、大したことはないです。いつもはじめて泊まる宿ではそこの朝ごはんを食べてみることにしています。ひょっとすると儲けものの朝飯に当たるかもしれないからです。ここの朝飯は12ユーロだというのです。もったいないと思いながら朝飯会場に行ってみると全く英語を話さない(話せない?)アフリカ系の女性(多分アルジェリア人)がいて、コーヒー+パン+ジャム+ジュースというものでした。パンは美味しいけれど、卵もハムもチーズも別注文でした。明日からは外のカフェで食べることにします。

とにかくモンパルナスの駅まで行ってみようとやってくると、相当怪しい感じがプンプンする。それでも夜の帳が下りるまでは大丈夫だろう。カルネ(10枚の回数券 13.30ユーロ)を購入。地下鉄でオルリーに向かう。美術館の入り口前にあるKIOSKの前にミュージアム・カードあります!の看板が出ている。こりゃやったなと長蛇の列を横目にそこのおっさんに「6days」を呉れといったら、「4日までしか、今は持っていない」というのだ。しかも彼はキャッシュじゃなくては売ってくれない。しょうがないので、長蛇の列に加わる。この時間は日本人はとても少ない。ここもセキュリティーチェックをやるのだけれど、それまでひとりだったものを私たちがあと15mくらいになった時にもう一つ反対側に開いて、私の10人ほどから向こうに回ってしまって、切符カウンターで追い抜かれました。f:id:nsw2072:20130614064500j:plain
私たちは6日間のミュージアム・カードを買うのでそちらの列に並びます。流石に複数日間のミュージアム・カード(凱旋門を含む幾つもの博物館・美術館にはいることができます)を買う人は少ないようですぐに順番が回ります。ところが私の前の東洋人の女性が(全部でいくらになるのか知りませんけれど)全部を少額コインをジャラジャラと並べて買いました。切符担当者はその山を前にして私と対峙。「ジャック・ポットでも当てたのか?」と言ってやります。
本当はここでこのカードで入れる施設を説明したパンフレットをくれるのですが、「今払底しているから横のインフォメーションでもらってね」というので、すぐさまそこへ。説明するとそこのにいちゃんは「一体なんのことだ?」というのです。もう一回ゆっくり説明します。隣のおばさんが「これのことね?」と出してくれました。なんでちゃんと聞いてくれないんだろうなぁ。英語だとハナからわからんふりをするのか。次からはまず「ボン・ジュー(ル)」とニコッとしながらいうことにしました。
ここの美術館は最初っから写真禁止!です。フラッシュを焚いてはいけない!とか、フォト・チケットを買って来いとかではなくて、「禁止!」です。ところが、館内の係員がいることはいるのですが、みんなして、寄り集まって井戸端会議に花を咲かせているので全く仕事をしておりませぬ。だから、図々しい連中は平気で写真を取ります。怒られたらその時、という感じです。アジア人のねえちゃんも、白人の良い歳をしたおっさんも、怒られなきゃいいや状態です。
しかも、ブックショップが充実していなくて、すべての所蔵作品の絵葉書を売っているわけではありません。私はてっきり欲しいものはそこで手にはいるものだと思っていました。
もう一つ致命的なのは、この美術館は自然に流れて行く動線になっていないってことです。これは疲れます。印象派の宝庫といっても良い美術館ですが、アムステルダムの国立美術館や、ウィーンの美術史美術館、ブダペストの美術館、ミュンヘンのアルテ・ピナテークと比べると混んでいる上にこれですから疲れます。

帰りはセーヌ通りを北から南へ歩いて地下鉄4号線のサンジェルマン・デピュレまで歩きます。この通りは造幣局と美術大学の間を行く道ですが、骨董屋さん、美術ギャラリーが並んでいて、なかなか面白いウィンドウを楽しむことができます。尤もこの通りにはカルフールがあるからと歩き始めたわけですけれど。

どこでもそうですが、知らない地下鉄に始めて乗る時はいつでもこの方角で良いのか地震がありませぬ。もうちょっとどうにかわかりやすい方法がないものかと思いますなぁ。ここの地下鉄の入り口は幾つもの方式があってその度にドキドキします。

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