はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

131017 Los AngelesからAucklandへ移動します

 Los Angelesに到着してから既に4日目となりました。長居をしては友人に迷惑がかかってしまいますから、早々に切り上げる、という予定にしてきましたが、それでも4日間はながすぎます。
 といいながら今朝もホテルチェックアウトが正午だといわれていますが、11時に迎えにきてもらって、昼飯に飲茶を食べようということになってダウンタウンへ。

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 平日の昼間だったからでしょうか、それほどの人出でもなく、がつがつといただきました。なんといっても豪州でもかなり堪能したこのチャイニーズ・ブロッコリーがここでもそのままの名前で通用するだけでなくて、味もそのままだったのがとてもうれしくおいしくいただきましたよ。

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 今度はパサディナに向かい、Norton Simon Museumに連れてきていただきました。ここの美術館はCanada DryやMax Factor、テレビ番組制作会社やらAvisまで手広く企業を興してきたNorton Simonが自分の趣味で集めてきた美術品を公開している美術館です。シニア料金設定があって、確か、62歳以上は7ドルです。音声ガイドもありますが、英語の説明が必ず横にあります。ここのコレクションの面白いところはこれまで私が典型的な作者の絵として知っている絵よりもその作者の若いときの絵や、画風の異なる絵なんていうのがあって、大層意外性でも楽しむことができることではないでしょうか。
 12月には先日立ち寄ったNew YorkのThe Frick Collectionの絵画が特別展として公開されるようです。
 ところでこのパサディナという街は例の「Rose Bowl」でも知られた街で、コロラド通りをパレードが繰り広げられることで知られています。かつて日本でも随分カレッジ・フットボールが注目されていたことがあって、なんとNHKが試合もさることながら、そのパレードを中継していたこともあります。なぜか、というよりもいかにも日本らしくて熱しやすく冷めやすい傾向そのものでございます。尤もNFLのゲームですらかつてNHKはBSとはいえレギュラー・シーズン・ゲームを生中継したものでしたけれど、今じゃ、録画中継だけ。ようやくポストシーズンになって生中継じゃなかったかというくらいです。ん?一体何の話。

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 で、そのコロラド通りですが、美術館に向かっているときに既に帽子屋があることを発見しておりました。(笑)私は帽子屋にはいたって目がありませぬ。
 ちょっと変わったレイアウトの店で、通りからステップを降りていくような構造になっています。ウィンドウだけでも、かなりの充実度だろうと思わせますが、中に入ってよりうれしくなります。創業が1895年だと書かれていて、手にした帽子のいくつかは確かに店のロゴ入りです。店員さんが若い東洋系の青年と白人の若い女性の二人です。それが軽く見せてしまいますけれど、中身はかなり本格派でございますがそのおおよそは若者向きではやりの鍔の狭いものが主流です。これが私には似合わないのです。

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 冬物のライト・フェルトの多くはこれまで通りのようなスタイルを踏襲している感がありますが、それでは被ったことのあるものばかりになってしまいます。私のような顔の大きな、ちびにはハンチングが似合わないのですが、それこそ20世紀初頭の欧州の労働者が被っていたような上のゆったり大きなものを冗談半分で被ってみたら、その気になりさえすればどうにかなるような気がしてきたので、気が変わらないうちにえいやっ!と入手してしまいました。
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 アメリカで最後の飯はどうしようかといっていると連れ合いがやっぱり正統にハンバーガーを食べなくては!というのですが、さて、どこで?ということになりますが、在米30年の友人がこの辺に旨いハンバーガ屋があるはずなんだけれど、といいながら帽子屋の兄ちゃんに聞くと裏にあるというのですよ。いやが上にも高まる期待。
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 午後5時ちょっと前という時間帯もあって、親子連れが一組いただけで、あたかも私たちの貸し切り状態でございます。私はマッシュルームがたっぷり入った「Route 66」なる名称のついたバーガーにしました。みんなはThe Originalって奴です。
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 店のサイトの説明はこうです。

Route 66: This favorite is named after the iconic, carefree, American Highway. Swiss cheese, grilled mushrooms, grilled onions & mayonnaise.

われわれ世代には懐かしい名称ですよ。NHKで放送されていたアメリカのテレビドラマでこんなのがあったでしょ?ジョージ・マハリスですよ。歌はナット・キング・コールも唄っていますよね。

 そしてこのハンバーガーはとてもおいしいです。この組み合わせを考えだしたのが誰か知りませんけれど、表彰状ものです。これは確かに美味しい!

 そのままLos Angeles国際空港に送っていただきました。かなりの距離です。感謝、感謝です。出発ターミナルは2と指定されています。このターミナルはかつては米国系航空会社用のものだったのだそうです。今、エア・フランス、エア・カナダ、エア・ニュージーランドといったところが使っています。「昔はドメスティックだったん」だそうです。

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 Air New Zealandは私が乗ったNZ05の前にロンドンからやってくるNZ01という便が一時間前にあります。ですからラウンジは押すな押すなの大盛況です。しかも、ラウンジに用意されている食事は並大抵のものではありません。しかし、スケジュールでは夕飯が出るはずですから、泣く泣くひとつも手が出ません。

 13時間のフライトを終えてAucklandに到着するとこれまたゴクゴク丁寧に荷物をチェックされるKIWIの皆様に脱帽でございますよ。


18日という一日が消滅してしまいました。


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