はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

140623 ベルリン→パリ→羽田

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 パリ経由でフライトを乗り継いで帰る、というだけの話。午前中荷物をホテルに預けて外出します。それにしてもMotel Oneの女性従業員はみんなとっても愛想が良くて(もちろん表面だけでしょうけれど)その辺の駅にいくらもある食べ物やさん、つまりパン屋とかカレーWrust屋だとかそんなお店の店員がみんながみんな判で押したように愛想が悪いのと比べたら月とすっぽんだ。なにしろその辺の店員はドイツ語で説明できない奴はみんな無視しても良いやとでも思っているんじゃないかと云うくらいだから。それは多分に東側にかつていた地域に特有なものに通ずるんじゃないかという気がしないでもない。

 ベルリン最後の時間は別行動です。私は本とCD、DVDの店Dussmannで時間を費やします。連れあいは私を連れていたのでは動きづらいところを集中してガンガン歩いてきたようです。最後はNIVEAの店にまで入っていました。NIVEAの店の店員さんも素晴らしい愛想の良さですよ。尤も私、ガイドブックを読むまでNIVEAがドイツの会社だとは知りませんでした。NIVEAのロゴの入ったキャップを買おうとしたら、顰蹙を買いましたけれど。

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 Dussmannではクラッシックの音源に手を出すとどこまでいくかわからないので、ベルリンでないと見つけにくいものを持って帰ろうをテーマに

  • Jazz at Berlin Philharmonic I
  • Jazz at Berlin Philharmonic II
  • Bolero Berlin NOCTURNA
  • Jazz & The Philharmonic (DVDつき)

を入手。多分ベルリンにいたら、この店に住み込みたいと思っちゃいますね。
 それにしてもこの店も店員は実に素っ気ない。ここでもCDのバーコードを読ませて試聴するということができるのですが、私が手にしたCDを読み込みません。キャッシャーのお姉さんにいうと、彼女がやってみても読み込まない。すると、ポンと放ってよこして「インフォメーションに聞きな!」ッてんで終わります。どうも巧く動かせなかったのがメンツが潰れたとでも思っているんじゃないかという気がしますねぇ。

 Motel Oneの店員はその点、とにかく笑顔を作る。それを教育されている。これは訓練でできる様になったものだというのは明らかです。そんなタイミングがないと、この種のものはどうしようもできないんでしょうねぇ。日本だって、マニュアルがどうのこうのといわれるけれど(私もいうけれど)、マクドナルドが上陸するまでは街の中華そば屋の店員は親指を突っ込んだ丼をドンっと置くと揶揄されていたじゃないですか。

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 ベルリン中央駅の地下の食堂街に「FISH AND CHIPS」を標榜した店があるのを知っていました。あそこの壁に「フィッシュ・ズッペ €3.50」と書いてあったのを覚えていたので、これをやっつけて帰ろうということに。パンはフィッシュ・バーガーでございます。旨い!もっと早くから食べに来れば良かった!

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 最初に中央駅のKaiser'sで買った「黒い森ケーキ」が殊の外旨かったし、日本語をちょこっと話す店員さんがとても気に入ったので、今日もあそこのケーキをと思っていったのに、あの愛くるしい店員さんはもういなくて、今日は苦虫をかみつぶし続けている東洋人の兄ちゃんでした。その上、昨日も今日もあのケーキがない。それでもここのケーキは安くてうまい。まさかと思った人がいるだろうけれど、これは本当。


 当初の目的通り、ABゾーンの7days切符を活用するために中央駅の反対側のTXL行きバス停までゴロゴロと荷物を転がして出発します。本当に石畳はゴロゴロスーツケースの天敵でございますなぁ。このバスは空港へ行くというのに、全く普通のバスですから、みんなのスーツケースが錯綜して大変です。
 到着してみると、早すぎてまだ私たちのフライトがどこでチェックインできるのかの表示がでておりません。それでも、Air Franceのひとつ前のCDG行きのチェックインがD70-D74と書いてあるのでそこへ行ってみようということになります。
 実はオンラインのチェックインをしませんでした。なぜかというと、昨年のCDGでのANAの時に、ipadに入れたボーディングパスで通過したら周囲が一瞬どよめいたという気がして、テーゲルでエア・フランスという状況で難しいことになりゃしないかという気がしたからです。
 というのも、昨日、コーミッシュ・オパーで切符とE-ticketの交換に際して、プリントものでなくてスマフォの画面を提示したお客が切符を受け取れずに四苦八苦していたのを見ていたということもあります。意外とデジタル化されていないとどうにもならなくなってしまうからです。
 セルフ・チェック機でチェックインし、バゲッジ・ドロップで羽田までスルーで預けることに成功しました。


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 テーゲル飛行場は早晩新しい飛行場が完成するとどうなるんでしょうね?もうあまりにも古くメンテナンスがなされていませんでしたからもうぼろぼろですよ。何度も拡張工事の完成予定が延期されちゃっているSchonefeld Airportの工事は今や完成が2016年とかいわれている始末で、できたらブランデンブルグ空港となるんだそうですが、その暁にはテーゲル空港は廃港になるらしいです。だからなんでしょうけれど、うら寂しい、いやある意味ではとても懐かしい雰囲気に充ち満ちております。これで本当にEUを引っ張るドイツの主要都市の空港なのかよ!?って。

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 なんとこのDゲートからでるのはすべてタラップ利用でございますよ。それこそタスマニアホバートか、あるいはアイスランドのAkureyriか、というくらいのものでございます。


 手荷物の検査ではまたまた小さな変圧器が引っかかりました。その意味ではここの検査官の女性はちゃんと仕事をしていたということになります。この変圧器はかつてタスマニアの空港で引っかかったことがあります。どうやらX線モニターに小さなドーナツのように映るようです。

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 フライトは1時間半ほどで、打って変わって真新しいCDGの2Fに到着です。ここから2EのL-48ゲートまで移動します。これが遠い、遠い!小腹が空きました。 夜の10時半頃の搭乗まで2時間ほどあります。ところがやっぱり空港値段の食いものには驚きます。最低限のものだけ。

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 Air Franceが羽田乗り入れに際して各旅行代理店に大安売りをしているせいか、日本人のツアー客が次から次に集まってきます。当然、平均年齢がどんどん上がります。空港のどこかで歓声が上がります。お、サッカーやってんな!?テレビを探しに行くとブラジル対カメルーンです。

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 ようやく飛行機に乗り込むと、なかなかゲートから離れません。どこかからのフライトが遅れていてトランジット客の到着を待っているというのですが、それらしき乗客が入ってきて以降も、ゲートから離れたところで停まっています。おおよそ40分くらいそのままでした。何人ものお客がバゲッジ未着だったことが羽田でわかります。最初の飯でビーフを選んだら、なんと小学校の給食のようなカレーでした。なつかしぃ〜!

 それにしても、Air Franceのキャビンアテンダントの英語は相当に難解であります。殆ど通じるように喋ることを放棄しているんじゃないかとも思えます。

 日本に帰ってきたらやっぱり蒸し暑い。

 京浜急行に乗って帰ってきましたけれど、羽田発成田空港行きでしたが、これだって荷物置き場がある訳じゃないから、使い難いッちゃありゃしない。どこかでどうにかしないと。ドイツのSバーンの車両を研究しても良いんじゃないですか、京浜急行さん?

 さてさて、これにて、今年のドイツ旅行は終了です。結局丁度30日間くらいでしたでしょうか。こんな旅でドイツがわかるわけもありませんけれど、東側と西側との格差はまだまだ大きくて、これを見ていると本当に朝鮮半島が統合するときには一体どう対処しなくてはならないのかと考えると、暗澹たる気持ちになってきますよねぇ。日本が戦後東西に分断されなくて、本当に良かったと思うのですが、ある意味では取り上げられちゃったままになっているともいえますねぇ。


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