例のMYKIカードについて、わざわざトラムの駅にいる「Custom Service」と書かれたジャンパーを着たおじさんに聞きました。「今日、メルボルンを出るんだけれど、あのカードはどうなるの?」「どうにもならない。あなたのお土産です、ふふふ」「じゃ、誰かに安く売っても良いの?」「私の口からは良いとはいえないです!駅に行って窓口で聞いてください!」だそうです。
誰かさんにあげちゃえば良い訳ですね、ということに気がついたのはSydneyについてからでした。それまでは売ったらいけないのかなぁという考えに凝り固まっておりました。罰当たりでございます。
さて、フリンダース駅の下にある帽子屋を覗きにそろそろと歩いて下っていきます。
実はVictoria Marketを見に行こうとしたのですが、やっていないのです。水曜日が休みなのは知っていたのですが。帰ってきてから検索すると月曜日と水曜日が休みだそうです。なんちゅうこっちゃねん。
で、帽子屋に至る途中でThe Block Arcadeという由緒ありそうなアーケードに遭遇。その近辺でブランチをしようと思っていたら、ものすごくおいしそうなケーキをショウケースに入れ、たくさんの人が並んでいる店を発見。中を見たらHi-teaをしている二人が!これだ、これだ!これを食べようと列の後ろにつきました。
ようやく席について、「あそこの人が食べていた・・」と伝えるとなんと要予約だというのです。さもありなん。では、ケーキと思ってメニューをめくると、なんだ、チャントしたランチが食べられるのではありませぬか。私はVegetable Lasagne、連れ合いはエビと貝柱のラビオリと来ました。ちゃんとしたイタリアンです。これがうまいのなんの。やっぱりイタめしでしょ!
なかなか帽子屋にたどり着かず。ようやくたどり着いてみたら、昨日の閉店間際におられた店員さんではなくて、おっさんと、おねえさん。これがまた、客がどの帽子を手にしていようと、どのように取り出そうとしていようと、お構いなしで知らん顔。無駄話に花を咲かせているというどうしようもない。経営者ではないことは明白。よくよく見ると、店のショーウィンドウも、ゴミだらけなら、クモの巣まで張っており、やる気がない。これだったらSydneyに戻ってからStrand Arcadeで買ったほうが気持ちがよいのに決まっています。
路地がそこだけストリート・アーティストの絵で埋まっている一画があります。私たちは偶然通りかかったのですが、名所のひとつになりつつあるらしくて、ガイドが学生に説明をしています。なかなか中身が濃くて、見甲斐があります。
15時に乗り合いリムジンを予約してありますが、彼らがやってきたのは15分をとっくに過ぎております。何の挨拶もありません。下手したら荷物も持とうとしないというやる気のなさ。Sky Busのホテル・ピックアップも相当遅れていた様ではありましたけれど。
空港へ到着して、セルフのチェックインをするとまだ早いので二便早いフライトに換えられますよ、という提案があり、すぐさまその提案に乗りました。45分早まりました。それでもその間にもう一便あるそうで、そんなに何便もこの二つの都市の間はフライトが飛んでいるのかと驚きました。
今年の旅行の中でこのSydney-Melbourneの往復が唯一の国内線飛行機の旅でございます。QANTASという会社名はQueensland and Northern Territory Aerial Servicesの頭文字でございますが、今ではナショナル・フラッグでございます。かつては対抗馬としてアンセットという航空会社があって、評判が良かったのですが、なぜか破れてしまいました。それまでアンセットのフリーケントフライヤーだったので、ポイントが全滅しました。
QANTASは国内線は全線自動チェックインを目指しておりまして、自動チェックイン機からはボーディング・カードだけでなくて、荷物のタグまで出てきます。ここまではよくありますが、ここではタグを自分でつけて、ベルトに載せるとタグを読み取れるとそのままベルトが持っていってしまいます。タグを読み込めないといつまで経ってもそこに残ります。そうなると荷物をひっくり返したり、タグを読み込みやすい様に何でもやり直さなければなりません。そしてやっぱりそこにいる陸上勤務者が助け舟を出します。それでも人件費はカットできてきているということでしょうか。
また、小さな箱スナックが配られました。昔は全員の箱にリンゴが入っておりましたが、今は要求しないと出てきません。
シドニーの空港からは例に依ってcity railで15ドル強を払ってcentral stationまで来ました。二人だと31ドル強となりますが、タクシーより10ドルほど安い程度でしょうか。
また、空港で日本人の高校生とおぼしき一団とすれ違いましたが、みんな服装はバラバラで、まさに遊びにきたという風情です。日曜日の遊園地にいるみたいです。こんな旅行を学校単位でやる意味が分からない。つうより、お前ら、こんな旅行しなくていいといってやりたい。そんな旅行は歳を取ってからやれ。