はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

CDGはついていない

 全日空205便はさすがでございまして、離陸こそ20分遅れましたけれど、定刻ぴったりにCDGに着陸しました。フライトは至極快適でして、食い物もちゃんと選択肢が写真入りパウチメニューから選べるようになっています。この前の帰りもこんなだったかなぁ。
 たった3列しかないエコノミープレミアムのすぐ後ろのブロックでした。窓際の席は30代とおぼしき随分リラックスしたスタイルの青年なんですが、ちっともトイレに立とうとしない。こっちが気を遣って、トイレ大丈夫ですか?といってあげるとようやくお立ちになるんですが、年寄りから考えると若いってすばらしい。

 スタートレックをみた後でうつらうつらしたりして、あとから前編後編になったハプスブルク家のフランツ•ヨーゼフとシシーの話のドラマ「エリザベート 愛と哀しみの皇妃」を興味深く見ましたねぇ。シシーがあんなに自己をしっかりと持った人だったとは思いませんでしたけれど、ドラマだからそう書かれているんでしょうかねぇ。ほかにもいろいろ見るべき映画があったのに、肩が凝って放棄。

 CDGでは迎えの乗り合いピックアップを頼んでいました。タクシーじゃ高い、バスだとそこから先の荷物の振り回しが面倒だ、地下鉄は荷物を持って階段の上り下りは冗談じゃない、とくると選択肢はここに収まります。

 前回は空港職員のストライキに遭遇して結構難儀をしました。ところが今回は、荷物を手にしたときはまだ約束まで一時間があって、余裕しゃくしゃくでした。
 ところがぎっちょん。約束のterminal-1の出発24ゲートのあたり(全日空、ルフトハンザのチェックインカウンターのそばです)に座る椅子を発見して、のんびりしいていると、突然、女性の武装警官がやってきて、「向こうへいって!」と追いやります。な、なんなんだと見ていると、男性警官までやってきて、「ぴぃ〜っ!」と笛を吹いて下がれ、下がれと追いやります。じゃ、外に出てゲートへ行けば良いや、と出て行くと、そこにも武装警官がいて、通行禁止だと×を出します。これでは全日空、ルフトハンザ、トルコ航空あたりは誰もチェックインできません。出発する予定の人たちが荷物を引っ張ってたくさん立ち尽くしています。

 しょうがない、ピックアップ会社に電話をすると、最初は状況のわかっていないオペレーターが約束の場所で待て、というだけ。次に電話をすると、運転手からも連絡が入ったものと見えて、「車も入れないから、そのまま待っていてくれ」という。

 約一時間ほど待っていたことになるのだけれど、最後はその消防らしき連中が出てきたと思ったら、あっけなく解除。運転手もほどなくやってきました。ぶぅぶぅいいながら。次のピックアップがあるんだといって、あの驚くほど大きなterminal-2にやってきました。日本人の客をピックアップする予定なんだけれど、英語が通じなかったら通訳してね、と運転手にいわれていたのですが、ピックアップが遅れたせいか、誰もいない。英語が通じない人だったら電話をする術も知らないかもしれない。私も前回もそうだったけれど、書いてある電話番号はどの番号から押せば良いのか、公衆電話はどうやってかけるのかわからないから、試行錯誤して連絡ができている。これが英語も通じない人だったらやっぱり諦めてしまうだろう。たぶん、現れなかった人たちは、車がやってこないので、不安に駆られてタクシーに乗ったのかもしれない。無事にホテルに到着していることを祈るばかり。やっぱり個人旅行は様々なことが起きて当たり前。

 それにしても平日夕方のパリの渋滞はもううんざりでございます。

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