もう5ヶ月ほど前のことになりますが、この旅行の一環としてパリを中継点にしておりました。パリといえば見物するところはいくらもあるし、事件はいくらも起きるし、金はかかるしで、様々な想い出があるのですが、前半の写真の整理をしていて、気がついたことがあります。
ルーブル美術館はとても一日でまわりきれるところではないのですが、一日で切り上げて、翌日はヴェルサイユ宮殿に行きました。もう見物よりも行列で疲れた一日だったのですが、それぞれの場所でJacques-Louis David描くところのナポレオンの戴冠式というバカでっかい絵に遭遇していました。両方ともデイヴィッドが描いたものなんですが、検索をチョチョイとしてみると、この二つの絵には異なるところがあって、ひとりの女性の洋服の色がちがってんだってんです。その上絵の中には誰それが描かれているんだとか、実は描き直したんだとか、様々なことがいわれているんだそうです。
なんでも大げさに騒ぎ立てたナポレオンのことをフランス人は今でもきっと好きなんでしょうねぇ。
これがヴェルサイユ宮殿にある「戴冠式」なんですね。ほら、左の方の女性の服が赤っぽいです。