はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130627 パリ

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パリは昨日からバーゲンが始まったんですね。SOLDESと書いてあるのが「セール!」らしいです。もう店という店すべてといっていいくらいに、この言葉がショーウィンドウに踊っています。踊っているのは文字ばかりではなくて、女性はほとんどの人がこれに踊っているように見えます。プランタンも、ラファイエットも地下鉄に大きなポスターを張り出して、宣伝にこれ務めておられます。東洋人の女性たちが幾つもの紙袋をこれ見よがしに抱えて闊歩しております。およそ縁がありませぬ。
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(写真は全面的に禁止だと知らずに、この写真のシャッターを押したらスーツ姿の警備員に制止されたので、これだけです。)
フランスにきてちょうど二週間が経ちます。始めてモンマルトルの丘に登ります。モンマルトルといったらそりゃもちろんサクレクールの白い何の宗教施設かわからない建物でしょう。何しろ敢えてこれまでの教会建築に竿を刺して建てたんですから、そりゃそうです。中に入っても感じますが、むしろイスラム系の匂いかなぁ、確かに中にはいると大きなイエスの絵が描かれていて、偶像を禁じるイスラムではないことは明白ですが。
それにしてもいつも思うのですが、モーゼが「金色の牛」を投げ捨てさせたはずじゃなかったんですかねぇ。もう、ワンワンと人が押し寄せていて、階段したのトイレなんぞ、単なる公衆トイレとは珍しいなぁと思ったらわけわからんおばさんが仕切って「いくらでもいいから入れろ」と言います。なんだか割り切れんなぁ。

パリで人が集まるところといえば、お〜、なるほど、やっぱり物乞いのひとがおられますなぁ。
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ここからの景色は本当に気持ちが良いものがありますが、なんだか、バルセロナのグルニエ公園にでもきたかのごとき様相を呈しています。
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ここのすぐ隣にはモンマルトル・サン・ピエール教会があります。12世紀の建築で、まことに静かな教会です。サクレクールよりこちらのほうがはるかに静かで意味があります。
TERTRE広場に行くと、スケッチブックを持ったおじさん、おばさんがウロウロしていて、これは何かと思ったら顔をスケッチする商売です。この手の商売はここだけではありませぬなぁ。自分の作品を飾って売っている人たちはまだ実績のある人たちなんでしょうか。水彩画を描いているお爺さんがいて、ふと見るとコルセットをしていました。ほぉ、腰でも痛いんだろうかと思いながら、その描いているのを見ていると、ちょっと惹きつけられてしまいました。一旦は諦めてその場を離れました。頭の中で横に書いてあった値段「15ユーロ」が巡ります。9月にきた時にここまで上がってくるかなぁ、いやそんなことはしないだろうなぁ・・と。また、戻って見ていたら、そのお爺さんがストックを見せてくれました。中でも気に入ったものがあったので、とうとう買ってしまいました。そういえば昨年はアムステルダムでサインペンで描かれた小さな絵を10ユーロで買いましたねぇ。ついでにおじいさんの写真も取らせていただきました。
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近年、どうも人ごみが嫌で、そういうところにいくと、途端に機嫌が悪くなります。Lamarckの方に降りて行きます。こっちは全く人がくることはありません。しまいにユトリロが眠っているという墓地にまではいりこみ。そろそろ腹が減ったと地下鉄でどこかへでようとおもったら、この地下鉄の駅のそばには気の利いたと思しきカフェがいくつもあります。そのうちの一軒の、それも一番奥に入り込みます。「今日のランチは何?」と聞いたら黒板を持ってこられちゃって、こっちは読めやしないじゃん。すると、にいちゃんが説明してくれます。あれ?二週間パリにいたら、彼がいうことがわかるようになった!と思ったら思いっきりフランス語訛りの英語だった・・・。
チキンとサラダのそれぞれのランチを注文。これが旨い!やっぱりここはあたりだった!量もバカバカしく多いわけではないし。
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