まず朝ご飯です。どこで食べるか。英国朝飯を一度は食わなくてはなりません。隣のパブでもやっているみたいだけれど、夜の喧噪を見ているとなんだか美味しそうではなさそうな気がするので、先日夕飯を食ったPremier Innに入ってみました。あそこのホテルは安っぽいのだけれど、従業員がみんなお客に気を遣っていて、本当に気持ちがよいのですよ。
もちろんこちらもバフェの朝ご飯。ひとり9ポンド弱。いわゆる英国風朝飯。ソーセージ、煮豆、トマト(ボイル、グリル)、スクランブルエッグ、目玉焼き、芋、食パン、イングリッシュ・マフィン、紅茶、ジュース。バゲットがないのが寂しい。どうもフランスのバゲットにやられちゃっていて、物足りない。この種の朝飯で旨い!と思ったことは今までもありませんけれど、これまたしょうがない。
Eustonの駅まで歩き、オイスター・カードのチャージをして、University College Hospital近くまで徒歩です。そこから出る14番のバスでVictoria & Albert Museumを目指します。バスはいいですねぇ、何しろ今どこを走っているのかおおよそ見当がつきますし、町の様子がわかります。二階の最前列に座るのはおおよそ、観光客か子供です。私は子供ではありませんが、観光客です。
降りる駅のアナウンスを聞いてボタンを押したつもりだったのですが、不完全だったらしく、バスは無情にも次の停留場まで。良いんだ、良いんだ、運動不足だから歩くんだ!と歩くと、日本食屋の前を通りました。「Katsu Curry」には参りました。
V & Aはやっぱり入場料無料の上に、なんとこちらは写真撮り放題です。うれしいっちゃありゃしない。片っ端から撮ろうとします。しかし今日は自重します。後で苦労するのがわかっているからです。
本日の疑問。
「JAPAN」の部屋には数えきれないくらいの根付けがずらずらと並んでいて、かなりなオタクなコレクションです。しかし、この根付けは残念ながら「FUTEN」と書いてあります。それじゃまずい。やっぱり「風神」でしょう。
こりゃすごい
なんとレオナルド・ダ・ヴィンチのノートだってんです。この博物館、まだほかにも持っているそうです。
ハイドパークで犬に追いかけられてリスは慌てているのかと思ったら、日常の出来事のようで、するすると木の上にあがって、身を潜めています。もう慣れちゃってるもんね。
ケンジントン宮殿です。一般公開しています。ショップすら入らないってんだから、全く何をしにきたというのか。
かのRoyal Albert Hallです。1871年になんでこんな大きな器を作る必要があったのでしょうねぇ。The Seekersの50周年記念コンサートが来年6月に延期になってしまいました。病気には勝てませぬ。しょうがなく私はキャンセルです。
ハイドパークを通り抜け、The Orangeryで噂のアフタヌーン・ティーを食べようじゃないかという訳です。なんせ本場ですからね。ところが・・・ほとんど日本で食べる方がなんぼか旨いんじゃないかというのが結論でございます。ところで、なんでこの店のトイレは外に別棟であるんでしょう?
日本の栗とは全く異なる種類のようですが、まだ、こんなに緑色です。それにしてもイガが細かくてきれいだなぁ。
帰りもバス。10番のバスでKing's Crossまで帰ってくるとさすが日曜日、わんわんとパフォーマンスが行われていて、みんな笑顔。
《朗報》
パリのホテルにカーディガンを忘れてきちゃいました。するとホテルから「忘れ物です、送るからクレジットカードの番号を教えて」といってきてくれました。珍しいホスピタリティ。「来年また帰ってくるつもりだからとっておいてくれる?」と返事を書いたら「もちろん!」って返事です。