はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

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130628 前半の旅 ついに帰国

今日が44日目ということになり、ついに前半の旅最後の日ということになります。フランスに来てから早くも2週間です。

どうもカバンの重量がギリギリ、もしくは超えていそうなので、いらないものを積極的に捨てます。ついに持ち帰ろうと思っていた記念の新聞まで精査し出しました。昨日から洗濯もやめました。

朝目が覚めると今日もまた雨模様で、気温がわずかに13℃しかありません。一週間前のあの暑さが嘘のようです。今このホテルはリノベーションの真っ最中で1st Flは全く使われていません。朝から職人が出たり入ったりしています。多分工事が終わったら値段が上がるのではないでしょうか。年寄りのインド系高齢のベルボーイが私たちをラッキーだというのはひょっとすると私たちの部屋だけがリノベーションが終わった部屋だからいっているのかも知れません。それで、「Booking.com」で見ても秋からは値段が高く表示される理由もそれかも知れません。

ホテルから外へ出ての朝飯シリーズもこの界隈が良くわかっていないので、全くあてもなくホテルの近所を歩き出しました。雨がちらちらする中を「さて、どっちだ!?」とホテルの前に出て、えいやっ!と右へ。なにしろ歩き出したらすぐに一体どこにいるのか分からなくなっちまうのがこの手の街の面倒なところでもあり、楽しいところでもあります。
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結局、入ったのはオーガニックが売りのカフェでした。ひとり12ユーロのコンティネンタルですが、まずジュースが旨い!これはあたりでした。しかしながらクロワッサンは良いのですが、肝心のバゲットがそれほどでもありませぬ。ジャムは大きな瓶に入ったものがそのまま机に置かれちゃいます。ここから直接パンにつけるのは逡巡いたしますよねぇ。お皿の変わりがプラスティックのまな板みたいな奴なのがちょっと違和感。そこにとって自分で塗ることになります。コーヒーはというと、香りが高いとはいえないところがねぇ。
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ホテルの真ん前のパティシェリー兼パン屋さんのバゲットとお気に入りPAULのバゲットを持ち帰ります。

ホテルに戻ってきてから最後のパッキングです。重い紙類は全部背中に背負うことにしました。するとはるかに軽くなりました。犯人はあれか。多分次回は小さなバッグに変えようと思っているので、この20年以上使ってきた昔タイプの鞄とも最後の旅になりそうです。大分あちこちボロが出てきました。チャックも閉まらなくなったポケットもあるし。そういえば数年前には車輪もかけてしまって直したのでした。よく働いてくれたと思って良いのでしょうねぇ。

そういえば空港のバゲッジ・クレイムのところで見ていると日本人のバッグはサムソナイトからRIMOWAに好みが移ってきた様な気がしますね。それも概ねpriorityタグがついていて、「お金持ち様御用達」という雰囲気に充ち満ちておりますな。なにしろ鞄そのものが高いんですからね。あのゴツゴツ感が何とも好きになれませぬが。私は多分次の鞄もソフト系のケースにしようと思っています。フレキシブルですから。移動で最も問題になるのはパソコン系の機器類なんですよねぇ。なにか良い策はないものかと。

観光客らしいところも覗いておこうとバーゲン中のラファイエットの食品売り場(観光客らしいかどうかは疑問だけれど)に行きました。非常に充実しておりますな。日本人の観光客が何組もお土産の選択に余念がありませんが、そこに表れたのはシンガポール系と思しきご家族でございます。2台のカートに満載でございます。選び方を見ていると、ちゃんと見ちゃおりませぬ。ポンポンと投げ入れる雰囲気です。さすがでございます。
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北を見るとサン・トリニテ教会がはるかに見えます。そうそう、あそこの教会も見に行ってみようと歩きます。この辺は本当に歩けば歩けちゃうので、気がつくと思いの外歩いている、ということになります。正面の公園に面した部分は工事中という格好になっていますが、本当にやる気があるのかどうか、という風情でございます。正面の階段の入り口はずっと閉まっていて、ホームレスの方の格好な寝どころになっています。横の入り口から入るとお昼の礼拝が始まったばかりでした。まったくよそ者が入ってこない教会はちゃんと機能している様を見せてくれています。旅の終わりの一日としては非常に相応しい風情でございます。
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そういえばお昼飯時となっておりますが、たまたまSaint-Lazare駅のまわりに来ちゃっていて、このあたり昼時は面白そうな店が並んでいて、思わず入りたくなるのですが、どこもかしこも満席でございます。でろでろ歩いているうちにMadeleineのウラに来てしまいました。ちょっとスキがで来つつある時間になったので、あるカフェで席がありそうだったので潜り込みました。メニューを見たらたまたま話していたスパゲッティ・ボロネーズの文字を見つけてしまったので、注文。大失敗の巻でした。ま、しょうがない。
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やっぱりPAULはどこに行っても人気で、ここの店なんて外でまでサンドイッチを売っています。これを囓りながら歩いている人多数。それにしてもPAULの店員さんってあんまり英語喋ってくれる人いないよねぇ。大体数字くらい英語で言ってくれても良いじゃんねぇ。
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歩いていたら、こんな名前の小さなお店を発見。靴下、ハンカチ、ネクタイなんてものを扱っている店なんだけれど、なんでこんな名前なんだろう?

ホテルに戻って荷物をとって、オペラ・ハウス横のAMEX事務所脇のバス停からロワッシー・バスに乗ってCDGへ、という計画です。ひとり10ユーロ。
クレジットカードとコインしか使えない自販機で切符を買おうとしているところへ、例の署名詐欺若手女性集団が4人で登場。ついうっかり「No!」といってしまったら英語でやいのやいの。とうとう大声で「I SAY NO!」と怒鳴ってしまいました。彼らをやり過ごすには完全無視が一番なんです。「え?なんだって?なにいってんだ、こいつ!?」と日本語で喋り続けるという手もありです。Strasburgでは大聖堂の前で幼児を抱えているのにも遭遇しました。女性だけではなくて男性グループもいますね。総じて若い。電車の中でまで遭遇しました。
ロワッシー・バスは車内のアナウンスが仏語、英語、スペイン語ときてなんと四つ目が日本語。過去の栄光を見るようでございますなぁ。中国の人は団体旅行が殆どだからこのバスを利用する率は低いのでしょうか。

エクスペディアで買ったフライトは東京行きはフランクフルト乗り換えです。iPadでウェブ・チェックインをしたのが初めてで、ボーディング・パスをpdfで落としてしまったらそこから先、常にiPadを見せて歩く羽目になりました。これ、何か違う方法がありそうですねぇ。紙のボーディング・パスを持っていた方がはるかに便利です。搭乗の度にQRマーク読み取りの為に画面をかざすということになります。CDGーフランクフルトはルフトハンザのANA共同運航便で15分ほど遅れ。個人旅行でトランジットというのは随分久しぶりです。フランクフルトで、財布に残っていた30スイスフランを換金したいなぁとたまたま遭遇したエクスチェンジで出したら、そこはチャイニーズでした。「それだけ?」といい、挙げ句に2ユーロ少なく渡してきたので、ねちねちと嫌みを言いながらのこりの2ユーロを要求。向こうが向こうなら、こっちだって。
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フランクフルトからのANA便は日本人率高し!29列目というトイレのすぐ前。リクライニングできず。この便の後ろのトイレ、広くて綺麗。ビジネスのトイレよりも上。それにしても欧州から日本は遠い!ダイハード、Big Fat Greek Wedding、Parlez-moi de vous(やさしい語りで)を見てしまいました。帰りは京成の普通特急で帰るつもりだったのに、疲れ果ててついスカイライナーに乗ってしまいました。高いっすよねぇ。

夕飯に喰った天せいろが旨いのなんの!

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