はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130926 パリ→ロンドン

たった三泊のパリ滞在を終えて、ロンドンへ移動。

f:id:nsw2072:20130926152152j:plain
 今朝の朝食はVivan交差点の中から「SELECT」をセレクト。ここでは朝ご飯定食は11.50ユーロと書いてあります。どんなんやろうと思っていると、どでかいクロワッサンと小さなバゲットでした。ジュースは生。コーヒーはポットで出てきました。ちゃんとミルクは温めてあるのは気に入りましたけれど、ジャムやバターはその辺で普通に売っているものでした。愛想のないウェイターでしたけれど、それなりです。カフェの地下にあるトイレとしてはまともな方ですが、一昨日の店にはさすがにかないません。よく見ると内装はアールデコ調にできているのですが、残念ながら現在は外装工事中。それでもテラスに座りたがります。

f:id:nsw2072:20130926163517j:plain
 10時半には出立する予定なので、遠くにいく訳にもいかず、それならこの界隈の込み入った裏通りを歩いてみようと、歩き始めてみるとこの界隈はやたら学校だらけなのです。この交差点をラスパイル通り沿いにサンジェルマン・デュプレ方面にいくと養護学校があるのは知っていましたけれど、高校から小学校から、果てはパリ第5大学まであるとは知りませんでした。

f:id:nsw2072:20130926162229j:plain
 リュクサンブール公園の端っこの入り口にむかって何人もの人たちが列をなして入っていくのにつられて入ってみると、いや、この公園は実に広い。次回のチャンスにはぜひ歩いてみましょう。
 ホテルから北駅へはタクシーを頼みました。バスで行くことだってできますが、前回そのバスが東駅で「このバスはここで終わりだ!」と宣言されちゃまったことがあって、この荷物を持ってあんなところでおろされたら最低です。タクシーは18ユーロ。

f:id:nsw2072:20130926180902j:plain
 サンドイッチを一つだけ買って、上に上がると、チェックポイントで入国カードを書いてくださいと。そこにいた男性が「国籍は?」と聞くのです。日本だよと答えるとやおら彼が日本語で「こちらへどうぞ」とカウンターに案内してくれました。するとそのカウンターには日本語併記の入国カードがおいてあるじゃありませんか。その割に日本人客見当たりません。私の列の前は中国人でした。
 コーチにあがるとすぐの荷物カウンターにつれあいの荷物の上に私の荷物を載せて席に入りました。すると、駅の係員とおぼしき若い男性が、一番手前の席の網棚に、荷物をたてに差し込みました。下にいたおじいさん二人が、「そんな載せ方したら危ないじゃないか!」と抗議をしたら、どうもその若者が何か偉そうなことを言ったらしくて、二人の爺さん、猛烈にしゃべります。その荷物を横に載せました。ところがよく見るとその荷物、私のです。なんで!気がついたときにはもう若者はいません。鈍い、フランス語のわからない東洋人はあっけにとられています。

f:id:nsw2072:20130926190902j:plain
 ユーロスターはパリを出ると80分くらい走ってトンネルに入り、20分間くらいずっとトンネルで海をくぐります。人間は天に唾するようなことをしてしまいました。
 売店からカレーライスを買ってきてエスニックのにおいを振りまくワイン酔っぱらいのおばさん二人がいるかと思うと、その向こうでは、じっくりとワインのボトルを酌み交わしている4人組もいます。ほぼ満席です。どうやらパリからロンドンへ、とんぼ返りツアーをしているペアもいます。
 見かける東洋人は韓国人、中国人ばかりで、ほとんど日本人には出会いません。
 ロンドンのSt.Pancrasに到着したのは2時間20分後。駅でオイスカードを買い、(20ポンドを積みましたからデポジットとあわせて25ポンド)ルネッサンスホテルの(そんなところに泊まれる訳もなく)はす前のユースホステルに投宿。シャワー付きダブルの部屋で一泊60ポンドです。ツインを希望していたはずなのに、なぜかダブル。ツインはないのかと聞いたら、二段ベッドだったらあると。この歳で二段ベッドは危険だと回避。
 スーパーを教えてもらっていくとかなり充実な店。水を入手。
 とりあえず時間があるのでとピカデリーに行く。いやはや、ものすごい観光客の数。「A Book of Mormon」をやっていてどういう事情か知らないが、人だかり。町中にNFLの旗が下がっていて、一体何事かと思ったら、今度の日曜日にSteelers対 Vikings そして49ers対jaguards の試合がウェンブレー・スタジアムであるんだそうだ。何しろ欧州で流行らせようとしていますからね。
 ふと角を曲がるとなんだか見たようなパブがあって、その横町を歩いた記憶がよみがえり、通り抜けると、案の定チャイナタウンです。オー!これまたすごいひと通り。思わず一軒の写真入りメニューを見始めるとやたらと中華料理を食べたくなって、出立後4日目にして早くも中華に降参。店頭に焼いた鳥をぶら下げた横浜中華街の鴻昌の様な店に入りました。ならば、鳥を頼めばいいのに、空心菜の炒め物と、焼豚チャーハンそしてワンタンめん。ワンタンメンは味がなくておいしくなかったけれど、このチャーハンが絶品。それにしても「お前は意識しすぎ」といわれるかもしれないけれど、以前に比べて中華の店が日本人には冷たくなったような気がしてならない。アベシンゾーが鎖国をしていくというのであればこれでいいのかもしれないけれど、中国を目の敵にする政策をあからさまにとり続けると日本人は日本の外で孤立する。その上中国人の旅行者はウェルカムだなんてそんな都合の良いことになる訳がない。どんどん外での日本人の馬鹿さ加減が浮き彫りにされていく。


にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦世界一周へ
にほんブログ村