はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

140621 ベルリン

f:id:nsw2072:20140621164750j:plain
 朝飯はいつものKampsというパン屋です。ぺったんこにしたクロワッサンの様なのがあったんで食べてみたんですが、これより普通のバターリッチなクロワッサンの方が数倍美味しいです。

f:id:nsw2072:20140621171931j:plain
 ベルリンも土日に開かれる蚤の市がやっぱりあります。そのうちのひとつ、ティアーガルテンのバッハ通りの蚤の市に到着。時折霧雨が舞う中、ずるずる、だらだらと冷やかして歩き続けます。ここまで来てウェッジウッドとかロイヤル・コペンハーゲンなんてのを手にする気なんて全くないけれど、マイセンあたりは何かあればといっていた連れ合いも結局小さな物を安く入手しただけ。

f:id:nsw2072:20140621172344j:plain
 モンブランが数本あったけれど、いくらで売るの?と軽く聴いたら試し書きもできないのに€60.00だといったから見もしなかった。時計を見ていた客に店主が説明しているのを聞いていて笑った。取り出しながら「small problemがあるんだ」といっていたのですよ。多分そのスモールってのは「動かない」とかってプロブレムじゃねぇのかなぁって!
 私は柔らかいパナマの帽子を€40.00で入手。49だといっていたのだけれど、それはちょっとどうよというのでとりあえず小幅値下げ交渉で妥結。要するにもっと負ける気があったということでしょうねぇ。ひと夏用としたら十分じゃないでしょうか。こういう風に入手しないことにはパナマは高くつく。どうせ何年も持つことはない訳ですから。

 連れ合い情報によると、私がきっと閉じこもって出てこないだろう本と文具と音源の大きな店があるんだというので、Friedrich通りに移動。さて、どこで飯にしようかときょろきょろしていたら駅前にポリス・カーが三台。何事かと見ると、一人の男を警官が組み伏せているんですよ!後ろ手に手錠をはめられて連行されて行きました。傍に空き缶を持って座っていた物乞いのおじさんは全部見たんですかねぇ。

f:id:nsw2072:20140621204107j:plain
 そこへ看板が立っていて、横を曲がるとイタリアンがあると書いてあるんです。またイタリアン?とは思ったけれど、つい曲がりました。前に立つと主人と店員とおぼしき男二人が思いっきり「ボン・ジョールノ!」と声をかけます。この声で負けて入るとちゃんと布のナプキン。こりゃやる気の店だぞ。連れ合いはフィッシュ・スープ。私はシー・フードとトマトのスパゲティ。
 これが旨い!文句なし!この店員のおっさんの馬鹿調子がなければもっと評価高い。ひょっとするとベルリンはイタめしの宝庫なのか?両方で€27.00した。

f:id:nsw2072:20140625121629j:plain
 ここからその私が住み込んでも良いと思われるお店、Dussmannへ。連れ合いはチョコレート屋へ。
Dussmannは多分世界中を探してもこれほどの店はないだろうと思われる驚くべき店。まず、英語書籍を巡り、次にクラッシック音源のある3階にあがります。今時こんなCDショップが成り立っているのでしょうか。多分ない物はない、Amazonが自分の街にやってきちゃった状態です。その上、試聴ができます。試聴たって日本で考える試聴とは段違い。ほとんどの物を試聴できます。ボックス物に至ってはひとつ箱が開いている物があるんです。マランツのプレイヤーが何台も置いてあります。そこに席を占めて片っ端から試聴できます。その上、その試聴に使った物が格安になって売っています。一枚€1.00だったりします。驚きのサービスです。住み込んでいたい店!

f:id:nsw2072:20140621210737j:plain
 夜はまたコンツェルトハウスでラフマニノフプロコフィエフの曲のコンサートですが、なぜか演奏の前に司会者が出てきて挨拶があり、コンマスに花束が。こんなの初めて見ましたね。ドイツ語だから、何いってんのか、皆目見当がつきかねますが何かあったんでしょうね。このオーケストラには珍しくトランペットに女性の東洋人がいます。それにしてもひどい聴衆がいて、立ち上がって携帯で動画を撮ったのには驚きました!いくらドイツのサッカーの日で入りが6割ぐらいにしかならないからってそれはないだろう。

f:id:nsw2072:20140621200019j:plain
 この辺りの曲は(Sergej Prokofjewの"Romeo und Julia" - Auszüge aus der Ballettmusik op. 64およびSergej Rachmaninowの"Die Glocken" für Soli, Chor und Orchester op. 35。合唱は約80名)、CDで家で聴いているとイライラするだけですが、こうして現場で聴くと緊迫感があってとても面白い。演奏する方も達成感があって面白いでしょうねぇ。想像していた通りでした。パーカッショニストは前半が終わったところのインターミッションで記念撮影をしたくらいでした。

にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦世界一周へ
にほんブログ村