はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

140620 ベルリン

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 今朝も雨具も低くたれ込め、ちょっと肌寒い陽気です。昨日のサッカーのおかげで朝、なかなか目が覚めません。ブランデンブルグ門の裏側は現代自動車提供のフェスティバル会場となっています。

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 そのための大量の仮設トイレ群。金とるのかね?

 結局天気予報はドッテンとはずれて午後からは風が吹いて体感温度は下がってきていますが、よい天気となりました。

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 ベルリン・フィルハーモニーの切符が買えなかったので、せめて中を見たいなと午後1時半からのguided tourの切符を買いにホールに行ったんです。15分前についたら誰もいないや。
 そこへ「歩き方」の「ヨーロッパ(最新版)」を抱えたおじさんがやってきたので「ガイディド・ツアーですか?」とお伺いしたら「そりゃ何のこと?」という顔をしている。そんなのは知らなかったというのだけれど、じゃ、一体真っ昼間になにをしにきたのでありましょう。
 どうやらスイスからドイツに鉄道で入ってきた「鉄ちゃん」おじさんのようです。ベルリンに一週間以上いる予定ですと申し上げると、なんでこんな都会にそんなにいるのか、理解できない的なご発言でございました。そりゃまぁ、個人の見解の相違ですが、結局この方もあとから切符を買っておいででした。切符はひとり€5.00です。

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 始まりまでに1時間半あるので、私たちはTopography of Terrorの記念館を見に行ってきました。独語と英語で説明がしてあります。とてもショキングな内容ですがとても勉強になります。まさに今の日本人は見ておく必要があると思います。
 そのうちの一枚は造船所での集会の時に全員が右手をナチススタイルに手を挙げているところでただ一人腕を組んで手を挙げていない人が写っている写真でした。その人に丸がうってあって、涸れの名前は多分これと書いてあるんです。なんだかどこかの国の国歌斉唱を思い浮かべました。
 それにしても今日はいつもの平日に比べたらやたらと家族連れがあちこちに溢れています。何事?

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 午後1時半になって行ってみると、ホールの見物は約30人くらい。英語か独語かとガイドの女性がどっちといったら結局英語のガイドになってラッキー。そうでない時は独語ー英語と説明するので結局説明が半分になっちまう。

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 ベルリンフィルの成り立ち、個性、理想とする概念、なんてものまで語られて、一番上の座席まであがります。そこから下に降りて行きます。座席が必ず斜めになっているのは一体なんでなんでしょう。反響板の作られ方も、とても興味深いものがあります。正面真ん中の席よりも、脇の指揮者の顔を斜め前から見られる席がもっとも人気のある席なんだそうです。譜面も見えるし、臨場感がダントツです。
 そしてオーケストラのすぐ後ろに合唱隊用のベンチがあります。合唱が入らない演目の時はここにまで客を入れるそうです。ここが一番安いんだそうですが、これは玄人受けする席ではありますまいか。
これは確かに一見の価値があります。

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 Hackescher Marktの駅前からぶらぶら散歩をしていると思いもかけない面白い路地やお店に遭遇します。「絆(KISUNA)」と書いてある店があって、なんだまた絆かよとやり過ごそうとしたのですが、どんな趣味のものが置いてあるのかと足を踏み入れてみると、なかなか渋い趣味。そこへ出てきた女性が「英語はわかる?」という。すぐに説明をし始めたのは陳列してある風呂敷のうち、まるで仲見世で売っている様な外国人趣味のものを「imitationだ」というのです。「知っているよ、私たちは日本人だから」というと突然日本語で「日本人なの!?」というのですよ。(一体何人に見えるというのかね、こんな典型的な日本人爺婆を捕まえて!?)ご説明によると京都に20年ほど暮らした方で、ほとんどは京都から持ってきているのだそうです。どうりで渋い趣味だこと。

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 この界隈にはもっと面白そうな路地や商店街がたくさんありそうです。


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