Thanksgiving Dayの翌日はBlack Fridayということになっているんですが、もはや各お店の大安売りはどんどんフライングしてきていて、中にはThanksgiving当日の午後5時から午後9時の間の4時間だけだよ、なんていうところもあります。新聞の中にチラシが挟み込んであって、大きな店がやたらとこれです。
(昨日のパレードの跡)
どうやら昨日のパレードで、スパイダーマンのバルーンが風で流されて木に刺さってしまったんだそうです。形なしですね。
いつも夜にならないとMET Operaに行かないので、昼のMETropolitan Opeaも見てみたいものだと、昨日に比べたらぱたっと風がやんでしまったけれど、まだなお寒い中、出かけました。
ほうら、やっぱり昼間見たら、綺麗ですよ。これなら、正面に飾られているあのシャガールの絵はどうなんだろうかと正面に行ってみると、
ありゃ!お陽様にやけちゃわない様にと、しっかりと覆いがされちゃっている訳です。ということはあのシャガールは明るいうちは見られないということですかね?午後になればいいんでしょうか。
セントラル・パークだってたまにはちゃんと中に入らないと、という訳で、もう冬を迎えている公園の中に入ってみました。
芝生養生中につき、立ち入らないでくださいと書いてある囲いの中におっさんがひとりでなにをしているのかと思ったら、この人銀杏を拾っています。たぶん中国の人です。この人の他にこの囲いで拾っているのが他にもいます。
こいつです。こいつはしょうがありません。字が読めませんから。え?中国から来た人も読めないって?・・・・そうくるとは思いませんでした。さすがです。
57丁目に帽子屋があるとネットで見たので来てみたら通販の事務所なだけで店舗ではありませんでした。なにしろ5番街は買い物の客でごった返しているんですが、ほとんどの人が休みの様で、車はガラガラです。そこで、M-1のバスで真っすぐ南下。14丁目で降りて、歩き、地下鉄でチャイナタウンへ。ソバにシュウマイを放り込んだだけの様なワンタンメンを食べて、今度はオシャレの街へ。先日パサディナで入った帽子屋のお店がこっちにもあるというのです。確かに洒落ていましたけれど、思った様なものがなく、結局今回のニューヨークは本だけのようです。
夜は今回というよりも、今年のオペラの締めでございます。先週の土曜日に引き続いて、二度目の「Eugene Onegin」でございます。前回は二幕目が終わったところで、レスキン役のRoland Villazonが撃たれて死んじゃうので、そのまま帰りましたけれど、今日はなにしろ今年最後のオペラですから最後まで我慢してみました。カーテンコールでVillazonはオネギン役のPeter Matteiを手を引っ張ってひとりだけ前に出すという如何にも彼らしい行動にでておりました。その上、指揮者のAlexander Vedernikovが彼を引っ張り出そうとすると遠慮するのです。いつでも他のキャストを前に出そうとしますね。バルセロナでは合唱の人を引っ張り出していたくらいです。
Conductor: Alexander Vedernikov
Tatiana: Marina Poplavskaya
Olga: Elena Maximova
Lenski: Rolando Villazón
Onegin: Peter Mattei
Gremin: Stefan Kocán
今日は始まる前にオーケストラ・ピットを双眼鏡で覗いていると、ピッコロの彼女が周りの、チェロの女性やフルートの男性に、憤懣やるかたない、という雰囲気でまくしたてているのです。一体なにがあったんでしょうねぇ。相当に怒っている雰囲気です。
ハープは一台であの日本人の方でした。
これでしばらくはオペラともお別れです。次の予定は全くありません。