今回の旅では三カ所のユース・ホステルに泊まりました。すべてバス付きのtwin roomですからドーミトリーに比べて高いことはいうまでもありませんけれど、この歳ではトイレ共同の相部屋は辛いものがあります。夜中にトイレに立つのはわかりきっていますから。
- ロンドン:
YHA London St.Pancras 79-81 Euston Road, London, NW1 2QE T: 0845 371 9344
8カ所あるロンドンのYHAホステルのうち、St Pancrasになんと6泊しました。
なんでここを選んだのかというと、最初の到着地がパリで、そこからユーロスターに乗って見たかったからで、現地へ行くまではヒースローへもここからなら地下鉄で一本だからというつもりだったのです。どこへ行くにも地下鉄ではKing's Crossからの利用ですが、殊の外バスが便利です。
ロンドンの素晴らしさは公共交通機関を安く利用することのできるLondon Visitor Oyster Cardですね。これで乗ると安くなる上に、帰るときには窓口でリファンドして貰うことだってできるのです。ここが重要で、他の街ではどこでもリファンドが効かないので、なんだか大変に損をしたような気がします。
ここの利点は交通至便なだけではなくて、大変立派なスーパーがあるショッピングモールが近所にあることでしょうか。外食の店は意外に少なくて選択肢は多くありません。なにしろ隣のパブは入ってみたくてもいつでも満員です。
設備は古くて、かなり辛いものがあります。部屋のシャワーヘッドはもうシャワーを提供する能力を失ってしまっていて、なんだか火事場の水道蛇口からシャワーを浴びているような気がします。
フロントはとてもフレンドリーなだけでなくて、非英語圏から来た人間の英語を我慢強く聞いてくれます。英国電源プラグのアダプターをフロントで一個4ドルで売っています。
朝ご飯をグランド・フロアーでとることができますが今一ならぬ、今三くらいでした。wifiはグランドもしくは1Fでしか接続することができないのが不便この上ありません。
中高年の利用者が普通にいるので臆することがありません。毎朝駅へ行くのにSt.Pancrasの駅舎をそのまま使っているSt. Pancras Renaissance London Hotelの前を通りますが、とうとう我慢ができずに最後の朝、ここで朝食をとりました。
- Auckland International, New Zealand:
5 Turner Street, Auckland (view map) Phone:+64 9 302 8200
この街には二つのYHAがあります。それなのに何故ここを選んだのか、という疑問には答えられないですねぇ。多分、最初に見た、が理由かも知れませんね。空港からはAir Bus-05で来ることができます。それにしてもどうして英国系の国のバスというのは停留所の案内がなんでないのでしょうか。それを未だに当然の如くに運用されているのが理解できないのは私だけですか?それでもこの路線バスは概ね運転手が怒鳴るのはどこも一緒かも知れませんけれど。
WifiはYHAメンバーには無料で、しかも部屋から繋がります。最高!ここはちゃんとキッチンがあって、まるで昔のユースホステルです。冷蔵庫も食料庫も日付けを貼っておくとちゃんとなくならずにみんな使っているのがよいですね。
部屋はなんだか檻房のように高いところに窓があるだけです。ちょっと不安になります。リフトは今にも止まってしまいそうです。奥にロッカーがあるのですが、大きなキーホルダー(実はミルクのポリボトル)のついたカギを借りるとストレージに入れておくことができます。ランドリーは1Fの奥にありますが、洗濯機と乾燥機を回すと7ドルかかります。
この周りにある外食屋さんは殆どが韓国人が経営する店ばかり。Queens Street自体がほとんど中国系、もしくは韓国系です。それはもうびっくりするくらいです。
- Sydney Central YHA
1 Rawson Pl, Sydney NSW 2000 電話:+61 2 9218 9000
空港からは電車ですぐですが、この電車、余りにも高い!たった3-4駅で15ドルはないだろう!
五つ星といわれるユースです。古い建物を改造してこのホステルができたのはもう16-7年前ですが、かなり評判になりました。今はロックスに新しいホステルができていますが、交通至便、中華街そばで、前から泊まってみたいと思っていました。グランドに食堂があって、1Fにそれほど大きくはないですが、キッチンとロビーがあります。
Wifiは一日5ドルですが、三日で10ドルです。あんまり上の階だと部屋で繋がりませんけれど、下の階であれば部屋でも繋がります。上にプールがあるというのが謳い文句ですが、プールというよりは大きめの泡のでないジャグジーと思った方が正解。フロントに日本人の青年がいます。ちょっと規模が大きすぎ、豪州の中高生の修学旅行が良く泊まることもあって雰囲気はガキぽくって荒れ気味です。
結論から言うと、Aucklandのユースが一番リラックスできました。次がSydney CentralでLondonは余りにも設備がお粗末すぎます。