はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

131003 いざ、ナイアガラへ

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 (朝のマンハッタンから出るリンカーン・トンネルは比較的スムーズです。)
 この旅は念願の観光地巡りな訳で、今日は大きな荷物をマンハッタンのホテルにおいて、飛行機で一気にトロントへ飛び、ナイアガラの滝を見物したい!というわけです。
 グランド・セントラルとホテルの間、41丁目とLexington Ave.の角あたりにリヴァティー空港へ行くバスの停留所があります。来るときに乗ったバスです。片道8ドルのシニア料金を払って乗ります。このバスの途中の停留所はタイムズ・スクエアの先のバスターミナルのガード下のようなところにあります。こんなところでバスを待つ勇気はないなぁとあきれました。
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 非常に厳重なセキュリティー・チェックは居並ぶ人たちは全員靴までさっさと脱ぎます。その上、身体は噂のスキャンをかけられます。やれやれとゲートの前に到着した時はボーディンタイムまでなんと2時間もあります。いくらなんでも早くきすぎました。遅れるよりはなんぼかマシだ、というのが年寄りの考えってんでしょうか。日本人遭遇率、大変に低く、じっと見ていると現れる東洋人はほとんどすべてが中国人で、韓国の方が1割弱といったら良いのでしょうか。

 だべって待つうちに、ふと気がつくとgate 21の掲示板に次のフライトとして書かれていた私たちが乗る予定のフライトが消えています。いやな予感がして、出発便案内を見に行くと・・・ものの見事に変更されています。それも今いるターミナルではなくて、なんとterminal-Cとなっています!一体どうしろというのだろうか、とうろうろしたものの荷物を持ってヤッコラショと立ち上がり、セキュリティー担当者とおぼしき人にどうやっていったら良いのかと聞くと、なんちゅうことないという顔で、「Gate-28に行け!」というのです。
 行ってみると他のターミナルへ、と書いてある。階段を下りるとそこにバスがいます。おじさんが「Cか?」と一言。そうだというとバスを指差します。
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 このバスにはターミナル間移動の従業員がどんどん乗ってきます。スペイン語とわからない言語が飛び交います。いかにヒスパニックと、アフリカからの移民一世が多いかという証明でしょう。
 わかったのはシカゴ行きがキャンセルとなってゲートが空いたから、の様です。それにしてもターミナルごと変更になるのはあまりにもひどい。

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 エンブラエル145という機種で、50人乗り。満席です。運行はUnited Expressです。飛行高度も高くないので、地上の景色を十分楽しむことができます。
 ゲート前に緑色の札を持った係員がいて、ごろごろ引きずっている荷物を持っている人にその半券を渡し、荷物荷札をくっつけます。一体なんだろうかと思っていると、乗り込み口のところで、その荷物は係員が受け取っています。つまり、それはチェックイン・バゲッジとなるわけです。どうしてそんな普通だったら持ち込める荷物をそうするのだろうかといぶかしく思っていたら、機内に入って氷解。1列+2列の機内はやたら狭くて、足下や棚にそんな荷物は置けないのです。

 実質わずか一時間のフライトにも関わらず、たったひとりのアテンダントは全員のお客に飲み物を配ります。そんなこと、やらなくていいのに。

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 トロントの空港につくと、内部の表記は全部英仏併記です。お〜、懐かしいフランス語じゃないの、聞いてもわからんけれど。ここで人の列の中に日本人を発見。非常にやん事ない感じの年寄り夫婦に見るからにおつきのおっさんが付き添っておられますぞ。さぞかしお大尽の方に相違ありませぬ。多分おつきのおっさんは名字を呼び捨てで呼ばれていることでしょう。「この列で良いのか、スズキ?」てな具合に。それ以降、われわれ二人の会話はこれになり申した。

 米国からカナダへの入国なんて簡単なものなんだろうと思っていたら、とんでもない。全くのフルコースで、入国の税関申告書までちゃんとあるじゃないですか。
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 ATMを探して現金を取り出し、下のグラウンドレベルまで指定された様に降りてくると、端っこの方に指定されたGround Transportationと書かれたデスクがあります。そこで送られてきた書類を見せると、「15-20分くらいしたら運転手が来るから待っていてね」とかかりのおじさんがいいます。そろそろ飽きたなぁと思われた頃に随分愛想の良いドライヴァーがやってきて呼びかけると、わたしたちをいれて5人の乗客が立ち上がる。

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 ミニバスに行ってみると、既に最前列に東洋人の国籍不明の男女が座っています。日本人のような、それでいて顔つきにちょっと違和感があるような。彼らはこのバスでナイアガラ・フォールズで滝見物をして、4時間後のピックアップでまたトロントへ引き返すと大変流暢なネイティブ英語で話します。どうやら日本からやってきた親戚を連れて見物に行く二世の人、という雰囲気です。

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 がっつんがっつんとサスペンションのへたったミニバスはフィリーウェイをぶっ飛ばし、かっとんで行きますが、その揺れる車内から、こんな不気味な建物を発見。どうやら超近代的な高層アパートのようです。

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 とうとう念願の「ナイアガラの滝」でございます!ナイアガラといったら「花火」でしか見たことがない・・・・。すばらしい景観です。周りは実に俗っぽくなってしまいましたけれど、自然は裏切りませんねぇ。400年ほどで随分滝の落ち口は後退してきているそうで、そのうちになくなってしまうかもしれないですねぇ。アイスランドで嫌というほど滝は見ましたけれど、こりゃすごい!飽きない!いつまででも見ていられる。だけれど、これだけ水しぶきが上がると、あっという間にびしょびしょです。寝ているのがもったいないくらいです。
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 カナダのビール!


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