今思いだしたんで書いています。6月26日、パリでの出来事ですが、ホテルの近所でちょっと雰囲気の良さそうなブラッセリーというか、レストランまで行くのかどうかというお店に入りました。もうホテルのすぐ傍です。午後7時前くらいだったので、まだガラガラ状態です。先客は同年齢と思しきご夫婦くらい。なにしろ厨房が暇でなかのシェフが顔を出しておしゃべりしているくらいです。
メニューの説明を若いお姉さんがしてくれたんですが、英語は全くダメです。感で聞き取るしきゃありません。べらんめぇな感じのおばさんも説明してくれるけれど、分からない。どうやらお魚があるらしい。するとその隣の旦那が、この魚は「cod」だよといってくれました。おぉ、そうなのか、それなら良いぞ。その上、野菜が添えてあるんだといってくれました。それなら決まりだ、それを食おうじゃないか、ということになったとき、その「cod」の旦那が、東京から来たのなら、お前の国ではTunaを喰うんだろ?それも生で。随分でっかいフィッシュ・マーケットがあるんだってなぁ、というのですよ。そうか、築地の話はこんなところでも話題になるのかと、ちょっとびっくりしました。
そのフィッシュ・マーケットもオリンピックが来ると土地の汚れているところに移すんだぜ、とまでは説明してもおわかりいただけないだろうと、やめておきました。