ニューヨークのメトロポリタン・オペラは11月のプログラムで、チャイコフスキーのEugene Oneginを上演します。この演し物は前半と後半でキャストが代わります。後半にメキシコ人テノールのRoland Villazonが出ます。私が今年のこの一連の旅行を始めようと思ったきっかけはこのテノールのお得意アリアを聴きたくてオペラの切符を押さえちゃったところから始まったわけですから、彼のMET登場をそのまま指をくわえてみているってのはどうよ、という話になります。
どうも、連れ合いは二度彼の唄を聴いてから、大して興味を引かれている風もなく、そのオペラを見る為に14時間も飛行機に乗る人の気が知れないというわけです。しかも東に向かって飛ぶわけです。体調おかしい状態でオペラを見るってどうよ、という意見のようです。じゃ、一人で行くしかないなぁ、というわけで、ちょっと逡巡しちゃっているのですけれどねぇ。でも、行きます。往復11万円の直行便があるってのは惹かれるなぁ。