はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130626 ストラスブール→パリ

6泊したホテル・ヴィクトリアは二つ星の家族営業の古いホテルで、周りは安食堂やファスト・フッドの店ばかり。それでもフロントにいるのはお母さんと娘、夜は60台と思しき叔父さんというメンバー。ハウスキーピングは石鹸をおき忘れたり、プラスティックのコップをおいていかなかったりするけれど、何だか文句をいっちゃかわいそうという雰囲気。おばさんだって、一生懸命英語を使ってくれる。

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今朝は近所でなく、川を渡って旧市街に入ったところで朝ごはんにしようと歩いて行った。パン屋さんがテーブルを出しているという雰囲気のお店があったので入った。まだ十代と思しき目が灰青色したお嬢ちゃんが注文をとってくれたのだけれど、全く英語を話さず。徹頭徹尾仏語である。朝食のセットはないの?と英語で聞くけれど、彼女は全く意に介さず、仏語だ。しょうがない、グランド・カフェ・ラテとテ・オレ、クロワッサンを頼む。あとはバゲットだ。バゲットは通じる。すると彼女がなんか仏語でいうんだなぁ。「コンフィチュール」という言葉を連れ合いが捉えて、ジャムのことだという。で、そのまま聞いていると最後に「アプリコット」と言ったので、ジャムの種類を聞いているんだ!慌てて唯一わかったその「アプリコット」を発注。
無事にマーガリンとアプリコット・ジャムが到着した。しかし、はなはだ残念なことにパンヤのくせに、ここのパンは昨日のパンだ。香りが高くない。それなのに、バゲットはマーガリンとジャムをつけると、あぁらふしぎ!旨いのだ。尤もこれはパリの習慣でストラスブルグでは本来的にはそうではないのかもしれない。
帰りにクグロフの小さいものを試しに買って見た。これをいれても全部で10ユーロでお釣りがきた。
あとは昼飯をどうにかしなくちゃ。いつもだったら駅のPAULで買うところを、通りかかった本当にパンを焼いていると思しき店に。入る時に愛想良く「ボン・ジュール!」と入ったのに、他の客もいないそのみせのおばさんは目もくれない。なんだ、聞こえてねぇんだな、ともう一度「エクスキューズ・ミー」と言って見た。目もくらずに「ボン・ジュー」といっただけだ。なんじゃ、こいつはと思いながらサンドイッチと菓子パンを指差す。人の目を見ることもない。最後に金を払った時にこれ見よがしにこっちから「メルシー・ボォクー」といってでた。まったく気持ち悪い。

ホテルをチェックアウトする時に、扱いクレジットカードを記したボード上にあったJCBのマークがバツ印で消してある。

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駅にはパリ東駅行きのGVを待つ、大きな荷物を持った客が番線が出るのを待っている。そこへ、スケートボードに乗った7-8歳の男の子を連れた小太りな60歳くらいの女性がきて、自動販売機に取り掛かっている人の横に行っては何か言って手を出している。この人も物乞いだ。ずいぶん積極的だ。しかし、子どもにとってこれはどう写っているんだろうか。

TGVに乗り込む時は前回もそうだけれど、荷物の置き場でいつも面倒が起きる。それは先に乗った客がいい加減に荷物をおくからだ。必ずあとからきた客が労苦を強いられる。重たい荷物を整理して、あとからきた客の荷物をおけるようにする役を誰かがやらなくちゃならない。それが今日は私だった。

今日は幸いなことに指定された車両が一番前だったので、東駅についてからすぐさまタクシー乗り場にくると、ほとんど誰も列にいません。もう大きな荷物を持って地下鉄に乗る元気は持ち合わせていませんから。荷物二つをいれて15.44ユーロ。運ちゃん通りを一つ間違えて戻ってきました。


今度のホテルは帰りの空港行きバスのこと、明日のバスティーユのことを考えてできるだけオペラハウスに近いところというのでSt. Petersburgというなんだか地名のような名前のホテルです。

ところがこの部屋が道も怪しい。やたらと天井が高い。風呂場にまで窓がある。しかもこれが大きく普通の部屋の窓のように観音開きになる。これは多分いくら曇りガラスでも外からは裸の人間が動いてるのが見えるはずだ。
トイレが全く孤立しているだけではなくて、手洗いがついていない。トイレから出たら手を洗いにバスルームへとことこ歩いて行かなくちゃならない。
しかし、リフォームが終わったばかりの部屋だ。2ndフロアー(つまり日本でいうと3階だ)なのだけれど、部屋番号が紙に書かれて貼ってある。1stフロアーは全面的に工事中だ。

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