はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130620 Paris →Strassbourg

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移動の朝です。有名なところで朝ご飯シリーズはLes Deux Magotsです。全然近くないんですよ。片道20分くらいかかります。なんせサン=ジェルマン=デュプリですから。トロトロ歩いているうちにここまできてしまったので、ついでって奴です。しかし、ここの朝飯セットは少々お高いのですよ。23ユーロもします。値段見てびっくり。ところがパンがバゲットが2本。大きなクロワサンが一つ。甘いやつが2-3個載っかった器がやってきます。ですから、連れ合いはテ・オレを頼むだけ。ジャムだって3ユーロで売っているものが2個もついてきちゃいます。私は通常カフェ=オレを頼みますが、それだってコーヒーと温められたミルクが別々に供されます。生ジュースはちゃんと濾してあって、たっぷりとあります。こうして考えると23ユーロはそれほど高いとは言えないかもしれません。ま、それにしても朝飯にこの値段は滅多に出せませぬ。
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いよいよパリに別れを告げて、ストラスブルグに移動します。今回は荷物のことがありますから、Vivanから東駅までタクシーで移動しましたけれど、これではやっぱり東駅の周辺って一体どうなの?という疑問には答えられないでしょうね。今日は雨模様なのでそうでもないですが、天気が良い時には通りにたくさんの仕事にあふれた連中がたむろっています。
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東駅までタクシーでやってくるとまだ列車の発車には一時間もあって時間を持て余しますが、幸いベンチに隙を見つけて座り込みました。昼飯のサンドイッチを誂えに行った連れ合いがケーキまで買ってきちゃいます。ベンチに座っているととつぜんあたりがざわぁ〜!という音が響き渡ります。何かと思ったらこれが雨の音!透明の屋根に水が流れているのが見えています。
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TGVは全く新幹線にそっくりで全く面白くありません。すれ違う時の振動もまんまそっくりです。
新幹線より助かるのは車両の中に荷物ラックがあることでしょうか。新幹線はグリーン車にしかなかったような記憶があるのですが、ここのところ新幹線には年に一度しか乗らないので覚えていません。
ところが早く乗り込んでしまい、荷物をラックに載せたものだから、後からきたやつが構わず人のバッグの上に自分のバッグを重ねて行きます。私は終点まで行くわけではないので、降りる時に往生するのが見え見えです。f:id:nsw2072:20130621055801j:plain
この列車はカーブではかなり線路が傾いていますから振り子方式なのかもしれません。車内に次の駅等の情報が出ないので、Rail Jetに比べるとこちらは不安になります。ストラスブルグ到着の10分ほど前から上に乗っかっているバッグの持ち主である乳児を抱えたお母さんにどこまで行くのかお尋ねして、一度降ろさせていただきました。わがバッグをもう一つふさいでいるバッグがあってこれは誰のかわからないけれど、一旦おろしました。すると横に座ってさっきから化粧品を何度もスプレイして臭かった姉ちゃんが文句を言います。何をいっているのかと思ったらカバンを逆さまにするなといっているらしいのです。逆さまにされて困るようなパッキングをするなととっさに口に出ました。向こうにはわかりません。どこにでもこういうわけのわからんちんがおります。こいつは「携帯電話は車内ではzzz」マークがあるのに平気で電話をしていたバカです。f:id:nsw2072:20130621055906j:plain
カットきてこんな話になっちゃいましたけれど、この列車の検札は随分洒落た制服を着ております。紫色のポロシャツにハンチングでございます。シートの色も紫色です。やるじゃん、でございます。f:id:nsw2072:20130621060057j:plain
ほとんどの人が駅のベンチか列車の中でパンを咥えて昼飯にしております。われわれも駅の売店で買ったサンドイッチです。東京駅の駅弁売り場よりももっとたくさんのサンドイッチ屋さんが軒を並べて競っています。
2時間20分くらいで到着します。駅前の安ホテルですが、通りを覗き込んだくらいでは見当たりません。足を踏み込んで見たら外装工事の足場が組まれていて遠くからではとても見つからないわけです。
6泊するとは思っていなかったらしくて、本当にそうだとわかったら上の階にかわらないかと提案されました。部屋の構成も全く変わらないのですが。なんだろう?
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駅のインフォメーションに行って遠出の時の鉄道情報を収集。乗車賃はいくらするのかと聞くと「それはSNCFの仕事で俺は知らない」とこのオヤジは言いました。英語のやつがくると早く終わらせたがる傾向にありますが、これでもブダペストの田舎に比べたら上出来です。
駅のしたの素晴らしいトラム乗り場に行ってみるとびっくり!何がびっくりかというと、接続しているトンネルから驚くほどの冷気が流れてきていて、それがfogになって流れてくるのです。涼しい〜!どうなっているんだろう?
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旧市街の街中まで行きます。歩いても20分程度です。途中、路地が面白くて、あっちに入ったり、こっちに寄り道したりしているうちにノートルダム大聖堂に行き着きました!これは素晴らしい!感動します。ここにはツーリスト・インフォメーションがあります。閉所時間19時直前に入り、男性職員に三つ質問をしましたが、彼は的確にテキパキと答えて終わりました。こんなに手際の良いインフォメーションにであったのはルツェルンのインフォメーション以来です。
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名物料理を食べ(といってもドイツ料理)、帰り始めると何やら気持ち良い音が聞こえ、引きずられて行ってみると、ピアノトリオがボサノバを演奏していました。これはプロです。そのうちに一天俄かにかき曇り、稲光!慌ててホテルに向かって急ぐ私たちに一陣の風!どんどん強くなって、目があかないぞと言っているうちに大粒の雨!

今回のホテルはHotel Victoriaという(多分)家族経営に毛が生えた程度のホテルで、一泊80ユーロの二つ星。駅に帰る酔っ払いの声が多少気になりますが、バスタブもあって、まぁまぁ。我が家にはふさわしい程度です。すぐそばがカルフール・シティで超便利。やっぱり物価はパリに比べたらおやすうございます。

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