はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130604 バルセロナ 四日目


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日本の方だけでしょうか、それともどこの国の人も同じでしょうか。
どうも日本の方は観光地で行きあって、声を掛けるととてもいやぁ〜な顔をされる方が多いような気がするのです。尤も私が気持ち悪いのかもしれませんけれど。
近所に大きなスーパーがあることを昨日知ったので、夕方宿に帰る時に立ち寄って面白そうなものがないか探しました。すると、どうやらこのスーパーはガイドさんから紹介があるのか、何処かのガイドブックに書かれているのか、日本人の観光客や東南アジアからの観光客がワンワンいます。そしてみなさんチョコレートやらなにか目当てのものを探しています。ガイドブックを抱えて歩いているお二人に「何かいいもの見つかりましたか?」とお伺いしても何も返ってきません。「ここ、安いですねぇ!」といったら「そうですか・・・」だってんです。きっと気持ち悪い爺さんに声かけられたくないんでしょうなぁ。すみませぬ。
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今日はまず「サン・パウ病院」へ向かいます。噂では10時と11時に英語のガイディド・ツアーがあることになっています。M-5のサグラダ・ファミリアの次の駅でおります。降りたはいいけれど、どこなんだろうと思いますよね?大丈夫、バルセロナの地下鉄は駅の構内に必ず東京の地下鉄と同様付近の地図があります。それにしてもここの地下鉄はどうしてどこの駅も押し並べて一番前と一番後ろに階段があるんでしょう。みんなバラバラにしたら混雑が平均化すると思うんだけれど。でも、こっちの方がわかりやすいのか。
やってくると、正面入口は大きなダンプカーが入っていくと閉められてしまって、入れません。気がつくと大きくポスターが書いてあって、入り口は右側に150mだと。入ると奥の方へポスターが表示されています。案内所に行って、挨拶すると、「今は工事中でツアーとしてもやるけれど、二カ所しきゃ見せられない。ほかのところでよければ、好きに言って良いと言われました。どういうことかというと、構内には入れてくれるけれど、中を見られるのは大学になっている建物だけだということです。この工事はとても大規模なもので、4-5はかかるだろうという説明でした。それでも興味深い建物ばかりです。ガウディーが運び込まれて死んだのがこの病院です。
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さて、じっくりと見させていただいて、ここから今度は92番のバスで行ったのがガウディの設計で作られた高台高級住宅分譲が大失敗に終わって公園になったという、グエル公園です。このバスは坂道をぐんぐんあがり、そろそろかなと思うと、今度は下り、あれあれ、どこに行くのかと思っていると、またまた登り出すという、まるでブダペストの27番バスのような展開です。
しかし、観光バス駐車場のすぐそばでおりると(すぐわかります)、中腹の門から入れます。お土産や水を売る外国生まれの人たちと思しき人が門前市をなしておりますが、上へ上がると景色が大胆に開けてきます。そこから今度はどんどん下へ降りていくとあのぐねぐねベンチやら雨水を集める柱やら、タイルのドラゴンやらと見えてきます。下まで降りたら、やけにお巡りさんがいて、24番のバスはどこに来るのかと聞くと、どうやらまたまたずっと下まで行けってことのようです。なんだか仲見世を行くような塩梅です。

24番のバスはなぜか高校生の男女が占拠しておりまして、爺婆は後ろにひっそりとしております。ダイアゴナルまで帰ってきて、パンやで昼にしてから、今度はカサ・バトリョです。
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これが入場料が高い。ひとり20.35ユーロだというのです。目の玉が飛び出るかと思いました。ところが外国人でもシニアが適用されるというので思わず快哉を叫んだ次第で恐縮です。
この家もガウディですが、モダニズム(アール・ヌーボーですが)の極致と言っても良くて、これまで見てきた当時の贅沢で凝り性で、しつこくて、耽美に走りそうな、なんちゅうやっちゃねん、と突っ込みたくなる住宅なんでございます。悔しいからショップでは何も買いませんでしたけれど、実にすきであります。

ここまでくればもう怖いものはありません。夕食食べてからたった30分のショーですが、フラメンコを見ちゃったりして。

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