てなわけで今年の海外への旅も今日のフライトでおしまいです。
キャセイはオンラインでチェックインをすると、メールアドレスにお知らせをいちいち送ってくれるので、便利そのものです。食べ物についていうと、Air New Zealandには及びもつきませんけれど、セレクションのメインをワゴンで持ってきてくれますから、見てから選ぶことができますが、実質的には見ても良くわかりませぬ。往路ではできるだけ普遍的なものを避けて食べてきたら、結構失敗だったので、普通にステーキなんぞ。美味しかったですよ。
往路で我慢した小腹が空いたときの麺を躊躇なく貰いました。ついてくるピリ辛スパイスを載っけないと、例によって味も素っ気もないゴムのような麺なので、それなりの覚悟が必要ですが、マンハッタンのチャイナタウンや、ロンドンのチャイナタウンで慣れていますから、それなりに覚悟をしていたので大丈夫。この菜っ葉が戴けます。
二度目の食事も普通にオムレツを選択しました。う〜ん、こりゃ微妙だ。もう一つパンを頂戴といったら、ずっと表情を変えようともしない、(日本人のくせにサービス要求するんじゃねぇよ)顔のお姉さんがクロワッサンを二つも持ってきましたよ。そんなに要らないっての。私は「another」っていったんだよ。
香港のThe Wingの二階に上がってみると、ようやく朝日が昇ってきたところで、Cathayご自慢のThe Long Barにはお客は誰ひとりおりませぬ。お酒を全く呑みたくない私はただひたすらネット。
そうそう、その前に下のシャワーを使わせていただきました。なにしろ15時間近いフライトは、やっぱりなにかと気持ち悪くなってしまうので、ひげ剃りまで持ってきて貰ってさっぱりしました。これはとても気持ちが良いです。そのために手持ちの鞄の中に着替え一式をいつでも入れています。
成田行きの501便はAAとJLの共同運航便で、845と同様の777-300ERですが、座席は普通の2-3-2です。日本人の率は大変に低そうです。
香港を拠点とする航空会社はキャセイと同じSwire Groupの港龍(Dragon)がありますが、こちらは「香港航空」です。その後ろにキャセイ。
Another Year Official Trailer #1 - (2010) HD - YouTube
映画は2010年制作のイギリス映画「Another Year」を見ました。様々な映画祭でノミネートされ(受賞したのは数好くなさそう)ただけあって、淡々としたそれでいて考えさせる、佳作です。ウッディ・アレンが出てきちゃいそうです。
香港発午前9時05分というのは香港も、台湾も、そして富士山も、九十九里浜もみんなよく見えて、とても楽しいフライトですよ。昔は本当にこんな気持ちで飛行機に乗ることがなくて、いつもいつもおなかの中に重たい鉛を飲み込んでいたような飛行だったわけで、こんな日が来るんだとは知りませんでした。
やっぱり日本は綺麗な国ですねぇ。みんな!遊びに来てね!