先日、New Yorkのメトロポリタン・オペラのサイトで三つのオペラを申し込むのであれば発注ができますというサイトでポチッとボタンを押してしまいました。あそこのサイトはとても上手い具合にできていて、ページを進む度に「パトロンになってくれますか?」が表示されます。何度も行ったり来たりするうちに日本語としては非常に魅惑的な「パトロン」という言葉に段々眼がならされていきます。これが手です。
しかも、前からMETオペラはこのままでは立ちゆきません、皆さんのお力が必要です、というキャンペーンを何かというとしています。例えば日本でも上映されている映画館公開を見に行ってもそのインターミッション中にパーソナリティーが出てきて「こういう訳ですから、入場料だけではやっていけません、皆様のお力が必要です」と繰り返します。
そこへもってきてこれですから、とうとう最低の75ドル寄付を押してしまいました。簡単に寄付できちゃう。そんなことをもう既に忘れていたある日(といっても昨日のことですが)、METの封筒が到着しました。何事ならんと開けてみると中から会員カードがでてきました。ほぉ〜!この経費だってバカにならないだろうにと思うのですが、これが米国人のホスピタリティーというものでしょうかねぇ。