はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

旅行の記録は(http://nsw2072.blogspot.com)に移りました。

130624 ストラスブルグ四日目

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 今日は汽車に乗って南下。コルマールに遊びに行きます。なにしろ爆撃にあっていない街なので昔の街並みがほとんど残っています。その旧市街の中心はドミニコ教会で、そのすぐそばに元のドミニコ修道院の建物を使ったウンターリンデン美術館ができています。なんせこの種のものを見て歩いている分には飽きないので、あっという間に時間がすぎて行きます。

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 その上、今回は入ってみると、かの有名な(今まで知りませんでしたけれど)「イッセンハイムの祭壇画」が修復に入っていてまさにその修復作業が公開されているのです。修復が非常に細密な作業であるのだというのは理解しているつもりでしたけれど、こんな環境で次から次に観光客がやってくる中でよくやれるものだと感心します。ここの入場料金はシニアで6ユーロです。トイレは外に特設で作ってあって、入るためにはクロークでその旨申告してそれ用のコインをもらわないとなりません。私はそれを知らないで20セントコインを放り込んでしまいました。それで開いたのかって?偶然中からお爺さんが出てきたのでそのまま入りましたよ。

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 ここは元はと言えば修道院ですから、当然回廊があります。それなりの雰囲気が出ておりますが、途中テンポラリー倉庫のようになってしまっていてぐるっと回ることはできません。(どうも器と収蔵品は興味深いのですが、運営に雑駁さが見て取れてしまうのはちょと残念。)民族博物館的な部分もあって、あれもこれもになってしまっていますが、だからこそ飽きないというのもありでしょう。

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 この街には「プティ・ヴェニス」と呼ばれている水路があります。今回の旅行でフランスという国がオランダに負けず劣らずというと言い過ぎですが、かなり水路が発達していることを知ったのは私にとっては驚きでした。ナンシーからストラスブルグの間も線路の右左に水路がつながり、まるで英国のようにナローボートが係留されていたりする様が見られていました。
しかし、いくらなんでもこの「小ヴェニス」はないだろうと言いたくなります。むしろ「小・潮来」であります。心なしか舟も似ていないこともない。水深が浅いのか動力はバスボートなんかで使われている電動モーターです。

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 景色に見とれて歩いているうちにお腹が減って、みなさんが食べているものを見ていると鉄のフライパンにグラタンの如きものをお食べです。人が食べているものをすぐさま食べたくなるという性壁の持ち主が主張するのですぐさま注文。やたら分厚いハムが乗った芋のグラタンがきました。食い切れない!
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今日は天気予報が言っていたようなシャワーこそなかったけれど、気温は総じて低く、ウィンド・ブレイカーを手放せない陽気で、先日までの暑さが嘘のようです。


 実は今困ったことが起きています。私がメインで使っているクレジット・カードがSNCFの切符自動販売機から蹴られているのです。不思議なことにトラムの切符自動販売機では何の問題もなく、今日、コルマールのATMで試しても何ともないのです。こんなことが起きるので、クレジット・カードのスペアは必要だなぁと感じている今日この頃でございます。

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