はてさて(旧:二人合わせて130歳、40周年、80日間、世界一周)

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London, Royal Opera House

 かねてロンドンのオペラの9月の切符の一般発売を待っていたわけですが、今日がその初日だと知って朝からそわそわしていたわけです。切符が残っているオペラは一体何だろうか、できることなら「トゥーランドット」をちゃんと見ておきたいんだけれどなぁ、と思っています。

 現地時間午前0時を過ぎたらウェブにとりついて、とためつすがめつやっても反応がなくて、おかしいなぁと思ったらそこに午前10時発売と小さく書いてあります。歳をとると、こういう事が起こります。小さな字、黒地に白抜きの文字、というのは実に見にくいのであります。このあたりのことは自分が歳をとらないと実感できないってのが実に残念であります。

 現地時間午前10時、日本時間午後6時(サマータイムで時差8時間)にウェブサイトがあき、9月28日のプッチーニの「Turandot」を一番上の段「Amphitheatre」のうしろから2列目、つまりもうあと一列で一番上という「steep / narrow stairs, high view point」と書かれた、それでも一応真ん中という席を£28x2=£56にて確保。高所恐怖症の私でも大丈夫かと心配です。双眼鏡は必須であります。多分この辺、当日あいていたら2-4ポンドなんて料金で買えるんじゃないでしょうか。オペラ初心者の私はまだTurandotを生で見たことがありません。楽しみです。
 さすがにRoyal Opera Houseのサイトはさくさくと快調に動きますし、その席から見た舞台、椅子の状態を見ることができるので、これでもしょうがないとか、これなら大丈夫と安心することができます。

 さて、前半を終えて帰国してからすでに10日を過ぎました。友達に連絡を取ると、大体「あれ?随分久しぶりジャン?」と反応が返ってきます。次は「どこか行ってたの?」です。「うん、ちょっと旅行だよ」と返すと「何日くらい?」「44日だったかな」と、ここまでは判を押したようです。

 そこから先も大体同じようで「え〜っ!随分優雅だねぇ〜!」です。優雅かどうかは中を聴いて見なきゃ分からんと思うのですが、概ね、「優雅」ってことになっています。皆さん、多分帝国ホテルのようなふっかふかのベッドで金ぴかのバスタブに薫り高いシャンプーで過ごしていると思っておられるのかも知れません。

 ツアーで出かけるとそんなわけにはいかないですけれど、自分でありとあらゆる手立てを考え考え、とつとつと出かける旅はいくつもの決断を求められるし、それこそ自己責任ですから文句を言う相手が自分だけになってしまうわけですから、決して優雅じゃありません。確かにこれだけの時間を費やすことができるのは非常に「優雅」な訳で、その点では本当に今このタイミングを心の底から感謝です。これより前でもできなかったし、これから先では可能性はどんどん低くなっていくような危機感がありますから。

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